花伝シンフォニーの歩み
私達は生活の質を高める日々の暮らしの提案を続けております。
それは健康な方も 病める方も 老若男女にかかわらず
日々の暮らしをより素敵に心豊かに過ごしていただきたい想いからです。
ーこれまでの活動ー
1992年 テーブルエイド彩設立
代表 蒲地あき子
理事 酒井田節子
【協力】岩田雅予
家永千賀子
辻 順行 (熊本高野病院)
ー活動動機ー
私が36才から40才からの間5人の友人たちが
癌で他界しました。
生きる源である【食】
食の字は人を良くすると書きます。
若い友は個室で白い壁を見ながら最期の時を過ごしました。
ひとりで食事することへの不安感と孤独感。。。
【ひとりでしかも磁器の器でない器で食事したくない】と
電話で訴えていた声が今も耳から離れません。
彼女は最期は点滴に頼るしか術がなく
30才という若さで天に召されました。
彼女の声が忘れられず、私は癌で最期を迎える日々
少なくとも生きる源『食』を楽しんでいただきたいとの想いの中
ホスピスでの活動を始めるにあたり
福岡の【ファイナルステージにおけるセミナー】 ホスピス協会主催
を受講しました。
癌で余命を宣告された方々との接し方や心構えを
知りたかったからです。
学び始めて一年後友人達の協力、支援をいただきながら
活動を開始いたしました。
日本人として生まれ日本人として最期の日々を
過ごされる癌末期の方々に
美しい日本の美である有田焼と
自然界から運んだ山野草や木々。。。
そして朝早くから作ったおはぎやお饅頭などのお手作りお菓子で
患者さん、ご家族、病院のスタッフの方々約30名の
茶話会を開きました。
外出もままならない皆様にせめて
四季の花々の香りや風を愛でていただきたくて。。。
余命いくばくもない方々の嬉しそうな笑顔に励まされながら
酒井田節子氏と皆様のご協力をいただきながら 福岡、長崎での約10年間の活動でした。
ホスピスでは茶器はすべて寄付させていただいての茶話会。
器は有田焼有志の方々が快く寄贈いただきました。
ご寄付いただいた皆様 *しん窯 * 福珠窯 *賞美堂本店
このホスピスでのボランティア活動が
私が約20年間 提唱し続けている【よみがえる日本の美】の原点でもあります。
蒲地 あき子
ー記ー
☆活動費捻出のために、佐賀教室、長崎教室を開講。
長崎三菱重工の菱興ハウスショールーム
佐賀の住宅展示室 で毎月一回開催したセミナーでしたが、
私ともの活動に深い理解を示していただき、無料で提供していただきました。
両会場共一日2回のセミナーは満席。
会場探し 友人知人に積極的にお声をかけ、多大なるご尽力をいただいた
友人&仲間の岩田雅予さんのご存在は活動の力ともなりました。
深く感謝を申し上げます。
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末期癌の方々のファイナルステージにおける
食事のあり方を提案。その当時国内で認定ホスピスがほとんどなく
福岡の栄光病院ケア病棟で癌患者さん ご家族の方々に
手作りのお菓子と山野草 そして有田の方々のご厚意で寄付の有田焼の器で
テーブルコーディネートによる【茶話会】ボランティア活動開始
◼福岡栄光病院
長崎のホスピスケア病棟
◼特別養護老人ホーム
ー 福岡亀山病院ホスピスにてー患者さんご夫妻とスタッフの皆様
☆この患者様は東京在住の方でしたが、余命を宣告されてからお茶も
飲まれなかったのですが、私達が呈する日本茶が美味しいと
それからお茶を楽しまれ、外出の許可をいただかれ、もう一度
逢いたいと有田にお越しいただきました。
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1994年~ 長崎 佐賀でテーブルコーディネート教室を開講
よみがえる日本の美 提唱開始
1998年~ 有田で『テーブルコーディネートとおもてなし教室』を開講
2000年 日蘭交流150周年記念事業として【癒しのテーブルコーディネート展】主催
ーよみがえる日本の美プロジェクト設立ー
2001年~ 花伝山房でギャラリーオープン
2004年 【漆とテーブルのデザイン展】出展 東京大丸ミュージアム
2004年 フラワーアレンジメント教室開講(吉村 舞先生)
2005年~ カフェ花伝オープン
2006年~ 中国茶セミナー開講
2006年 テーブルエイド彩を花伝シンフォニーと改名
病院で生花が持ち込めない事を憂慮し リアル性が高い造花事業着手【酒井田節子代表】
2009年10月~ 設立以来 共に歩み 多大なる功績を遺した30年来の親友酒井田節子さんが
癌で昇天
2013年 花伝シンフォニーを有限会社東西古今と統合し、再編成での活動開始
長年に亘り活動を共にし多大なる貢献を遺した親友酒井田節子氏
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花伝山房・・・・オープン以来沢山の方々の交流の場として愛していただいています。
有田焼のすばらしさをお伝えするため 又こだわりのある生活を提案するために
様々な角度から商品をご紹介させていただいています。
生活文化や日々の暮らしを見つめつつ、これから更に充実してまいりたいと
思っております。 若い方々の感性も取り入れ 又活動の場として
有限会社東西古今、ギャラリー花伝も含めた
【花伝シンフォニー】を再構成いたします。
これからもこれまでと同様よろしくお願い申し上げます。