投稿者: kaden
東京からのご来訪
おはようふぃざいます
有田焼‼️すばらしいティーカップですね
すばらしいですね。
このティーカップは有田焼なんですよ‼️
………………………………………………………………………………
英国製ロイヤルミント社製を写した精磁会社製の碗皿である。恐らく、明治十六年に鹿鳴館が竣工しているが、その前後の作例だと考えられる。現在、宮城内の三の丸尚蔵館に数点、保管されているのみで稀少な碗皿である。西洋の高度な陶磁器彩色技法に倣い、優るとも劣らない品質で完成させている。
戦後、マッカーサーに贈られそのスタッフが国外に持ち出されたものが近年日本に戻ってきたので細部を撮影する事が出来た。 ー蒲地孝典記ー
立冬
祈りの島 黒島教会と有田焼
長崎佐世保市の西海に浮かぶ黒島は
島民ほとんどの方がクリスチャンだそうです。
その島にはロマネスク様式建築の教会があります。
その黒島教会の祭壇に敷かれたタイルは有田焼です。
時を超え 有田焼の青 染付は 島民の方々の祈りを聴き続けてきて更に
深みを帯びてきているようです。
もともと江戸期より鑑札持ちの由緒ある窯元だった松尾窯は、明治中期の松尾徳助の代に、
近代化の先駆けとなる石炭窯を築造して燃料の効率化や量産を図りました。
また、海外輸出を目指し、新しい製品を開発しました。それは衛生陶器やタイルなどでした。
しかし、これらは焼成が難しく、刻苦勉励しましたが、歩留まりが悪く成果は上がりませんでした。
そのような状況下で、世界遺産の一つとなる黒島の教会に納めた千枚に及ぶタイルは採算を度外視して、
漸く完納することができました。
神聖なる祈りの場の祭壇に敷かれたタイルには、窯元の祈りと信徒の祈りが織り交ぜられ沁み込んでいます。
子孫の一人として苦闘の歴史を忘れないために、或いはまた信心の真心を写すこのタイルの復刻に使命感を感じて製作したのが、この『レクイエム陶箱』です。家具職人が手掛けたウォルナット材に嵌めこみました。
✳︎弊社社長蒲地孝典はこのタイルを作った松尾徳助の曾孫にあたります。
明治伊万里ってすごいですね‼️
おはようございます
秋のうーたん祭りも終わり いつもの静かな花伝山房です。
3日間多くの方々にお越しいただき本当にありがとうございました。
静かになった朝、、、玄関佇み3日間のことを振り返っています。
玄関正面に飾っている【明治伊万里】に驚かれる方が多くいらっしゃいました。
決して目立つという訳でもありませんが、この壺が出すオーラはすばらしいのです。
是非直接ご覧になっていただきたい 【明治伊万里】です。
明治伊万里ってすごいですね
百十数年ぶりに有田へ里帰りしてきました。
鯉図を描かせたら後にも先にもこの陶画工の右に出る者はいないでしょう。また、釉薬がかかったこの磁器質だからこそ水中の鯉が活写できるのです。
まさしく明治伊万里の独壇場であり、比類のない鯉図の陶磁器と云えましょう。
急流を跳躍する動的姿態と、深淵に時節到来を窺うような悠然と泳ぐ静なる姿態が見事に描き分けられています。また、鮎を添えているのは鯉を引き立たせる為でしょうか。
立体的陶磁器ならではの表裏の表現です。
釉下彩の鯉の墨色の絶妙な濃淡、水しぶきの濃(だみ)は貪ることを忌避するかのように抑制が効いています。
緊張と弛緩が生み出す色合いは作者の職人技を超えた美意識ある人格を伴った高度な絵付けの技術です。
だからこそ、この品格が生まれたのです。
恐らく、作者は当時、名画工と謳われ、有田の陶業史に盛名を記した川浪竹山こと喜作だと思われます。
一方の豪華絢爛の明治伊万里の対極にこの鯉図は位置するかもしれません。
これだけの描写力があれば急流の水しぶきぐらいで蛇足の様に描き足すものはありません。
ただ、額縁代わりの繊細な運筆による縁飾りに輸出明治伊万里共通の装飾を見ることができます。全体を引き締める効果は相変わらずです。しかも、茶金というリサイクル顔料を用いて輝きを矯めた鈍い色合いまでが目立たぬように計算しつくされています。地紋は毘沙門地紋ともよばれる三方がらみを几帳面に施しています。
この時代の名画工の登場で、この鯉図や龍をはじめとした動植物のリアリズムも
明治伊万里の特徴の一つになりました。
自然観察力に魅せられ欧米で流行したジャポニスムの系譜とも云えるでしょう。
鯉をデフォルメしている処は浮世絵と相通じるものを感じさせてくれます。
やはり、欧米市場を意識していますね。
鯉は急流を登り変じて龍と化すと云われ、登竜門は立身出世の象徴です。
又、俎上の鯉というようにその潔さも、桜を愛するように慕われてきました。
どうぞ、実物をご覧下さい。機会があれば当方のギャラリーにもお立ち寄りください。
「器物は人の思想を写すものなり 名器を作らんとすれば先ず自身の高尚の思想を涵養すべし」
素敵な女性達 Part2 ①
今回素敵な女性たちシリーズは
ご自分で好きなことを使命感を持って頑張っていらっしゃる
女性たちのご紹介です。
素敵な生き方をしている女性を見ると同じ女性 としてとっても嬉しくなります。
女の一生って見ただけではわかりません(*^o^*)
男性も大変だとは思いますが 女性は 見えない細かい苦労がたくさんあると思います。
でも明るく素敵な生き方をしている方もたくさんいらっしゃいますね。
今回は花伝に関わっていただいている方々を取り上げさせていただきます。
先ずは花伝塾生の方から。。。
ー素敵な女性たちー
第一回 古賀智美さん
智美さんとの出逢いは6年ほど前にギャラリー花伝にお越しいただいた時からです。
ご友人のkさんと一緒に 花伝塾に関心を寄せていただき、受講申し込みをされました。
暮らしのレシピセミナー研究科まで進まれる内に
食空間コーディネーター資格試験を受験され 見事合格。
そして現在は【生活文化コーディネート協会】認定の講座を
受講していただき現在 レベルUPされています。
智美さんは佐賀市のご自宅でパンとお料理の教室を開いていらっしゃり
楽しいトークと情熱が人から人へと伝わり 現在多くの生徒さんがいらっしゃいます。
人気の教室はメディアからも取り上げられ テレビにもご出演。
智美さんの魅力は美味しいパンやお料理にも反映されていますが、
底抜けな明るさで周りを明るく照らしてくださることです。
もうすぐクリスマスです
智美さんが焼いたシュトーレンは大人気ですよ‼️
ご注文も承っておられますので是非(*^o^*)
直接ご連絡なさってくださいね。
佐賀県佐賀市 手作りパン・お菓子・料理のクラス
お問い合わせは sa_cinq_06_ko@yahoo.co.jp
090-8668-8176 古賀智美さん
お教室のサイトより〜
https://www.facebook.com/satomi.koga
cinqnokoya.exblog.jp/
有田焼 〜作家さん達の美しき挑戦①
ギャラリー花伝をオープンしたのが2000年の秋。
これまで【よみがえる日本の美】をテーマに
すばらしい有田焼のご紹介をさせていただきました。
特に作家さんの作品を 雑誌社のご依頼や企画プロデューサーの方々にご紹介させていただくことも
私共 有田焼を愛しているギャラリーの役目だと思っております。
大変厳しい指導で有名な☺️庵主蒲地孝典は
なかなか展示やご紹介も首を縦にふらないことも多いのですが
そんな厳しい中でも ずっとついて来てくださる若手作家さん達。
その中のおひとり【たなかふみえ】さんは 最近のご成長は目を見張るばかりです。
【四季の味】編集長さんにご紹介させていただき 一回目で表紙を飾り
又6月には戸栗美術館で初個展。
その度にご報告いただきますが その律儀さが人間性に現れ 作品にも反映されていることを感じます。
共に喜び共に成長していきたいと思っています。