美しい明治伊万里

image 色絵窓絵草花龍図双耳付一対ランプスタンド 平林製? 明治初期 和洋の絵の具を併用して写実性を高めている。 龍図や縁飾りの染付の藍色が上絵とのコントラストを現し、メリハリある伊万里特有の味わいがある。 染錦手は有田焼の華である。

九州陶磁文化館

  image 九州陶磁文化館には 蒲原コレクションがあります。 有田から17世紀 ヨーロッパに輸出された有田焼です。 このコレクションは蒲原権氏が 里帰りさせたいという 熱き想いで 個人で里帰りさせ、有田に寄付されたのです。 そして現在九州陶磁文化会館に展示され多くの方々に感動を与えています。  

有田焼談義

今日は週末です。 まだまだ寒さがありますが、庭に出ると 春の訪れが感じられます。   今日は 明治伊万里の素晴らしさに気づかれたお客様が 庵主蒲地孝典著の【幻の明治伊万里】を熟読し、来訪され 夜まで 簡単な夕食をご一緒しながら 明治伊万里や 日本工芸の帯留など 【美】についての語らいが続きました。   image   image   image   何もわからないけど、本物の美に触れた時 戦慄が走ると言われる。 その美しい作品と出逢える幸せを感じると嬉しそうに、 童女みたいな笑顔で語られるその姿を見ていると こうして有田焼の素晴らしさを伝える仕事に従事させていただく ことに私共も幸せを感じます。   もうすぐ暖かい春……… 来週からセミナーやご予約が続きますが、今月も沢山の方々との ひとときを楽しみたいと思います。 こうしてギャラリー花伝で多くのお人様との出逢いそして親交に幸せを 感じられることに感謝です。      

2015年度 花伝塾 について

    image     立春も過ぎ春の足音がそこまで聴こえています。 昨日は節分でしたが 立春の今日は 穏やかな春の1日でしたね! 今年はセミナーを開講してから 20年目になります。 最初は食文化発祥の地長崎から始めました。 そして佐賀でも。。。 これには支え続けてくれた友人達のお陰であることに感謝です。 一日2講座のセミナーは毎年満席‼️ 多くの受講生の皆様が熱心に通っていただきました。 2000年 『癒しの食卓展』を最後に 教室を有田に移し 長崎 佐賀から 今でも通ってくださる生徒さん達もおられますが、もう生徒さんというより家族みたいな関係になっています。   そのセミナーも 本年度から新しく再出発です。 現在セミナー受講生の皆様 コースを修了されても 自主留年される方がほとんどで 新しいクラスを増設せずにいました。 又しばらくセミナーを中止していました「テーブルコーディネイトとおもてなし教室」は昨年から再開しております。 これまで 積極的な募集は控えておりましたが これまで20年 一貫して提唱させていただいております 「自然 心 食卓」を旨とし 日本の美《精神 文化 》を取り入れた おもてなし文化 を学ぶ セミナーは 多くの方々に これまでのテーブルコーディネイトの考え方を一変させるものであったことを実感しています。 そして この度 私にこうして積極的な行動へと誘ってくれたのが ずっと東京でセミナーをと薦めてくれていた東京在住の友人と 今は亡き親友の言葉でした。 『貴女にはこの世での使命があるのよ』 image 千利休 岡倉天心 の本との出逢いから 蒲地あき子独自の考え方でセミナーを続けてまいりましたが、これからも 揺るぐことなく 特別なことではなく決して華やかでもなく 《日々の暮らしに彩りを》 シンプルな生き方から始まる豊かな暮らし をテーマに、 暮らしを愉しむことの楽しさをお伝えできればと念じております。   ⭐️2月からの楽茶セミナーは第3金曜日から始まります。 現在 残席1名です。お陰様で ウエーティングの方々もおられ 開講できる喜びを感じております。 尚他の講座ご案内も後日させていただきます。 お問い合わせは 0955-43-3183    info@kadens.jpまでお願いいたします。  

有田の立春

  image 佐賀県立九州陶磁文化館 Kyushu Ceramic 「貝合わせ」<やきものとひなまつり> 雛道具には、日本に古くから伝わる伝統芸能や遊びが随所にみられます。 今回は「貝合わせ」を御紹介。 貝殻の色合いや形の美しさ、貝を題材にした歌を詠んで優秀を競ったり、 同じ図柄の貝を探す、現代のトランプゲーム「神経衰弱」に 似た遊びが行われました。 素材のハマグリは同じ個体の殻のみ合わせられるため、 結婚の象徴とされ、貝合わせを入れた貝桶は、 嫁入道具にも用いられた縁起のよい工芸品です 。   <やきものとひなまつり>4/5まで展示中   九州陶磁文化館 Facebookより

如月

  image 今日から如月 2月になりました。 あっという間に過ぎ去った1月ですが 今インフルエンザが大流行しています。   イスラム国で悲しい出来事を早朝知りました。 起きてはいけないことでしたが 心からお二人のご冥福を祈ります。l   日々何気なく過ごす中 国内でも世界でも 争いは絶えず…..,, 何が起こるかわからないですね。 一日一日を丁寧に生きていたいものです。   有田は創業400年祭にむけて 頑張っています。 私共もできることをできる範囲で 有田のすばらしさをして発信してまいります。   生きていることに感謝して..,,,,,,            

古陶磁器にたずねよ

image image image 有田の大手メーカーのデザイナーさん達8名様 有田焼の勉強にお越しいただきました。 ギャラリー花伝には、明治時代ヨーロッパに輸出された有田焼を里帰りさせて 沢山展示していますが、さすがデザイナーさんです。 器を食い入るように見られ とても熱心に勉強されるお姿に こうして お仕事を中断し、 社員の方々に学びの場を提供された社長様 上司様の器の大きさを 感じ、だからこその 真摯な社員さん達のお姿であることを感じました。 ........................ 明治伊万里とは 明治時代 鎖国がとけ パリ万博に出展し 香蘭社が金賞を獲得したり 世界を魅了した 有田焼のことです。 何故明治伊万里なのか。。。隣町の伊万里港から輸出され 荷物にIMARI と書いてあったからです。 今でも海外に行く場合 有田からであっても 荷物に 出発空港の名前が記されますが それと同じだったんですね。 それを機に多くの有田焼が輸出されるようになり、 フランスナンシーから流行した 【ジャポニスム】に影響を与えていきます。 ガラス作家 エミールガレは、当時日本政府から ナンシー森林学校に赴任していた 高島北海 とも親交を深め 日本のことを学んでいます。 有田焼に描かれている 植物や昆虫などのデザインに 衝撃を抱き その後の作風は 植物など自然主義のモチーフが多いのはその為です。 そのエミールガレは、有田焼に倣って制作したものには 有田焼風皿やランプがあります。 フランス ナンシーの美術館にありますが、 本当によく描けていて有田焼と間違う位です。 弊社社長蒲地孝典は 30代後半より 世界に点在する【明治伊万里】を蒐集しています。 有田焼の継承 存続 を危惧する意見が多いけれど、 明治時代初頭 貧しさの中で 情報も何もない時代に 魂をこめて制作した 先人たちが描いてきた 美しい有田焼 【 明治伊万里】 その明治伊万里をしっかり見ていると その答えが見つかりました。 原点と情熱❕ 温故知新 ではないでしょうか… 先人たちから学ぶことは沢山あります。 名門【柿右衛門】の素晴らしさも含めて 学びのひとときでしたが 皆様と共に有田 を考える貴重な時間でした。 午前中は400年祭に向けての 展覧会全国巡回展の会議があり、有田の美を考える有意義な1日でした。 昨年から続いている会議ですが、出展作品が決まったようです。 楽しみです。 皆様お疲れ様でした❕

東京ドームテーブルウエアフェスティバル2015

image おはようございます。 寒さも幾分和らいでいますね。 昨日は朝早くから東京のお客様を迎え 終日新規のお客様や友人たちの訪問で サロンで過ごしました。 ぜんざいを作っていましたので、おもてなしには 日本茶や紅茶を呈し 楽しいひとときでした。 このところ郵送で届く案内状。 2月1日〜9日まで開催される《東京ドームテーブルウエアフェスティバル2015》 有田からも多くの商社さんや窯元さんが展示即売をされます。 テーブルコーディネートコンテストも同時開催です。 もう随分前になりますが、私の今のセミナー開講の機にもなったコンテストでもあります。 http://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/